【2025年4月1日】韓国のカメラモジュールメーカーであるNAMUGA(ナムガ)は、2025年5月20日から22日まで米国カリフォルニア州サンタクララで開催される技術展示会「2025 Embedded Vision Summit」に出展し、同社の最新ビジョン技術を紹介すると発表した。
同イベントは、コンピュータビジョンおよびエッジAIの実用化に特化した世界有数の技術カンファレンスであり、組込みシステム、クラウド、モバイルアプリケーションなど幅広い分野から製品開発者や技術者が集結する。NAMUGAは展示会場のブース番号509にて出展する予定だ。
また、ディープラーニングを活用した動作認識ソリューションも披露される。構造化光方式カメラとNAMUGA独自のソフトウェアを組み合わせ、人の動きを瞬時に読み取り、画像データとコードに変換することで、ロボットによる複雑な動作の迅速かつ高精度な学習を実現する。従来のソフトウェアベースの学習方式と比べ、大幅な効率化が期待される。
NAMUGA(ナムガ)は、世界最大級のセキュリティ展示会「ISC West 2025」に出展し、高性能な監視映像ソリューションを披露することで、グローバル市場への本格的な展開に乗り出した。
今回の展示会でNAMUGAは、ToF(Time-of-Flight)技術に基づく高精度測定ソリューション「Vision Dimensioner(ビジョン・ディメンショナー)」を紹介した。
Vision Dimensionerは3D ToFカメラを活用し、さまざまな箱や物体のサイズを自動で測定できるシステムであり、スマート物流や製造ラインに最適化された実用的かつスケーラブルなソリューションとして評価されている。
さらにNAMUGAは、Lumotive(ルモティブ)社のビームステアリングLiDAR技術を基にした次世代3Dセンシングソリューション「Stella(ステラ)」も公開した。
Stellaは、最大80メートルの測定距離と毎秒20フレームのスキャン速度を備えた高性能センサーであり、高精度な物体検出および追跡機能を活かして、セキュリティシステム、ドローン、スマートインフラなど、要求の厳しい屋外環境での使用に適している。高度な検出能力と処理速度を背景に、幅広い産業分野での応用可能性が注目されている。展示期間中、会場には製品開発者、業界リーダー、投資家、そして多様な業界の顧客が来場し、エッジAI技術を活用した実用的な導入事例とソリューションに大きな関心を寄せた。
一方で、「Embedded Vision Summit(エンベデッド・ビジョン・サミット)」は、実用的なコンピュータビジョンおよびAI技術に特化した世界的に権威あるカンファレンスであり、2012年から毎年開催されている。
NAMUGAは今後も、次世代の映像およびセンシング技術を基盤としたインテリジェントセキュリティおよびスマート産業分野のイノベーションを牽引していく方針である。
イベントの詳細は公式サイト(www.embeddedvisionsummit.com)にて公開されている。
NAMUGAに関する情報は、公式ウェブサイト(https://namuga.com)を参照。